今月の一枚・2004年10月


秋の落日を喩えて「釣瓶落としの秋の日」といいますが、まさに深井戸に釣瓶が落ちていく少ない時間を利用して撮影したものです。
ちょうど夕凪になり、風もなくなる時間でもあります。
残照の光を利用しながら、もう一枚、もう一枚と焦る心をおさえつつスローシャッターを切ります。
気がつくともうあたりは真っ暗・・・急に寒さを感じ、急いで機材を片付けた事を思い出します。