2007年01月28日
湯治のススメ
ただ今発売中の旅の手帖の2月号では「2泊3日温泉主義!」・・・ということで、一泊ではなく、2泊3日で温泉を楽しみましょう!と言う企画を巻頭ページで紹介しています。
その中の鳴子温泉郷のページを撮影担当させていただいております。
温泉が大好きな私。しかも理想は長湯治!
けれど現実は厳しいですよね。なかなか連泊する時間も心の余裕もなく、日々忙しく過ぎていくのが現状です・・・今回はそんな私の思いともリンクする企画でした。
楽しみにしていた企画だったんですが・・・・この取材に入った時は体調が最悪の状態でした。
紅葉撮影の時期からほとんど休みなしが続き、かなりバテバテの状態で取材になだれ込み!
それでも何とかノルマはこなしていくものの、いつものように「撮れた!」・・・そんな感触がないまま時間が過ぎていきました。
ところが取材を半分終えた頃からなんとなくいつもの調子が戻って来たような感じがしてきました。
そして気がつくと最終日にはなんと体調・気力とも絶好調。
いつものように「撮りすぎ・・・!」の状態に復活。(内容はともかく・・・)
もしかして・・・これって・・・2泊3日温泉主義を身をもって体験しちゃった???
こう見えてもわたし小さい頃は結構か弱くて???というか・・・皮膚病がひどくて体全身包帯でぐるぐる巻き状態だったんです。そんな私を両親は根気強く皮膚病に効くといわれる温泉で湯治させてくれたのです。そのなかの一つが今回の鳴子温泉郷!
この鳴子とそして秋田県の日景温泉で完全に私の皮膚病は治ったそうです。
それからはあまり皮膚のトラブルもなくスクスク・・・スクスク過ぎるぐらい丈夫に育ってきています。そして今回、久しぶりにまた温泉力の恩恵を賜った気分でした。
そして今回身をもって温泉力を感じた事により、一つ反省!
自称温泉カメラマンの私!自分が疲れて忙しくして撮った温泉の写真には読者は決して癒されることはないはず・・・自分もゆったりした落ち着いた気持ちで撮らなくてはいけないんだなあ〜・・・と。
そんな事を考えながら撮った写真が旅の手帖2月号に掲載されています。宜しかったら覗いて見てくださいね!
投稿者 hitomi : 11:02
2006年11月17日
本屋さんをのぞいてみた。
久しぶりに本屋さんをのぞいてみました。
何を買うわけでもなく・・・いわゆるブラブラしました。
そんなに本を読む方ではありませんが、今年亡くなられた吉村昭氏の小説が大好きで、ほとんどの本は読ませて頂いています。数々の素晴らしい作品を残されましたが、もう新作が読めなくなったことにものすごく寂しさを感じています。そして生き様・壮絶な死に様も吉村氏らしかったです。
「熊嵐」・「破獄」・「高熱隧道」。そして「漂流」もいいですね。山に何日かはいる時は吉村氏の単行本を必ずカメラバックに入れていきます。今年の冬山には「零式戦闘機」と短編もの5編が入った「水の葬列」を持って行きました。結局なかなか晴れずに「零式戦闘機」は二度も読みました。
吉村氏のコーナーを覗いてから、ぶらっとカメラ雑誌のコーナーへも立ち寄ってみました。たくさん出版されている雑誌を久しぶりに覗いてみてちょっと感じたことがありました。
それは写真のタイトルがどれもこれもものすごく凝っていること!
なかにはタイトルにごまかされそうなぐらい、写真よりも目立っているタイトルもありました。
タイトルを隠して写真だけ見てみると・・・オイオイ・・・というのもありました。
確かにタイトルは重要ですが、まずは写真で思いを伝えるというのが第一。そしてタイトルは添え物!刺身で言うならツマのような物!そんな風に考えてましたから最近の傾向に少し驚きました。
そしてもう一つ正統派風景というか、すきのないビシッとした風景が少なく、時間がかかっただろうなあ・・・と言う写真が少なく、いわゆるお立場の有名所の場所で皆同じように撮っていて、しかもやたら切り取り写真ばかりが目立っていました。これも一つの流行りなのかもしれませんね。
明らかにコンテスト狙いと思えるような写真が多い様な気もしました。
そんな流行りに流されていいのかなあ???おもしろいのかなあ???そんな風に感じました。
それとは対照的な吉村氏。写真と比べるのはたいへん申し訳ないような気がしますが・・・
氏の作品は地道な調査の元に書き上げられたものが多く、それにかかった膨大な時間とエネルギーに感服させられます。そこが読む人を引きつけ、感動を与えてくれるのだと思います。
氏の作品を読むたび、写真もこうでなくていけないぞ。薄っぺらい小手先の写真ではいけないぞ。そんな風に思うのです。
寒い寒い雪山に氏の本を持って行くのもそんな理由からで、氏の地道な活動の上に発表された作品から「我慢」や「待つ」ことの大切さを学び、自分の心を奮い立たせているんです。
なかなか吉村氏のように結果を残すことが出来ないのが玉にキズですが・・・・
本屋さんでこんな事を考えました。
投稿者 hitomi : 21:53
2006年11月14日
毎日雨・雨・雨・・・
良く降る雨です。そんなんで暫くぶりに事務所でのんびり日記書いてます。
前回が竿灯の夏祭りの日記だったのに、今はもう晩秋!そろそろ里にも初雪の知らせが届く季節なのに全然日記更新せずにごめんなさい。
なぜか、とんでもなく忙しかったです。その割にいい写真が撮れたかというとそうでもありませんが・・・
今年の紅葉を振り返ってみました。・・・まずは9月下旬、標高の高い山の山頂周辺はとてもきれいに色づきました。毎日山歩きでしたが、お天気がイマイチでした。
でもなんとか2〜3日は紅葉のピークと天気とのタイミングが合い、まずまずの滑り出し!
その後、ものずごい低気圧が東北を通り抜けた為、1300メートル位から1000メートル位までは、紅葉した葉は吹っ飛ぶし、もうすぐ見頃と言う所も影響をうけイマイチの色づき!
ちょっぴり中休み!もう今年は駄目かなあ・・・なんて諦めかけていたのですが・・・
なんと・・・その後は急激な冷え込みも手伝い劇的に綺麗になりました。
特にブナの森はこの突風が幸いしたんですね、軽く間引きされた森の巨木達の下で、いつもは色づく前に枯れてしまっていた臨床の低木達にもたっぷりの太陽が降りそそぎました。
森は一面真っ黄、黄!・・・久しぶりにブナの綺麗な黄葉を見ました。
樹冠にはブナ・ミズナラ・トチの巨木が。そして目線の先には真っ黄色のクロモジやレモンイエローの
コシアブラ。そしてカエデやモミジの鮮やかな赤。とにかく美しかったです。
おまけに秋のブナの森は、イコール・・・・もちろんキノコ!!!
森を案内してくださった方は、この辺の山すべてを熟知している仙人みたいな方。いつも帰りには持ちきれないほどのキノコをおみやげに頂くんです。感謝・感謝!
まずはキノコの撮影をして・収穫して・そしてお家に帰ってからキノコ汁でビールを一杯!・・・一石二鳥、一石三鳥とはこの事。これぞ秋の醍醐味ですなあ〜・・・・
そうそうすぐ食い物の話に脱線してしまいますが、肝心の紅葉後編のお話ですが・・・その後も台風も上陸せずに順調な色づきのままゆっくり里へ降りてきました。里のモミジも素晴らしい赤に染まりました。・・・ここ暫くの間雨続きなのでせっかく赤く染まったモミジももうおしまいかもしれませんね。
それでも今年の紅葉は久しぶりにとても良かったように思います。
キノコは雨が少なく、不作でしたがそれでも充分に楽しませてもらいました。
まもなく里にも雪の便りが聞こえてきます。
秋田では熊さん出没のニュースもあまり聞かなくなりました。
熊さんに習って私もそろそろ冬眠準備です・・・
投稿者 hitomi : 17:41
