今週のフォトリウムは秋田県男鹿半島の「寒風山」からの朝焼けを
お届けします。秋田といえば「なまはげ」を思い浮かべると思いますが、
寒風山はそのナマハゲの伝承の地、男鹿半島の付け根に位置します。
映像に見える正面の山は、秋田市の信仰の山・・・太平山。
眼下の右側には日本海・・・
海岸線は南の山形方面に緩やかに弧を描いています。
左側一帯は埋め立てされた大潟村。
朝の光で、人工的な輪郭が際立っているのは八郎潟残存湖です。
山頂には回転展望台もあり360度の風景を楽しむことができます。
晴れた日には北に白神山地、南に鳥海山、東に森吉山なども
望むことができます。
ドライブコースとして人気ですが、
パラグライダーの聖地としても知られており、
誰でも気軽に空中散歩を楽しむことができます。
「寒風山」は大半が草原になっていて遮るものがありません。
山焼きや芝刈りなどでその景観を守り続けてきました。
令和4年に「未来に残したい草原の里100選」に選定されました。
「寒い風の山」と書いて「寒風山」。
その地名からもわかるように、四方八方からの風が通り抜ける場所です。
撮影の日も早朝から強い風が吹いていました。
映像には風の音が入り、少し聞きづらいかもしれませんが、
強風に吹かれる気分になってご覧いただければ幸いです。
使用カメラ 富士フイルムXシリーズ