「徒然日記」が訛って「づれづれ日記」に!? 笑いあり、時に涙ありのドタバタ撮影秘話や日常のあれこれをお届けします。

一応なんとか私もプロのカメラマンとして写真で御飯を食べていますが、どこからどこまでがプロなのか良く分からない場合が多いと思います。写真でお金を頂けばもうプロなのか?
そんな疑問はどこまでもついて回ります。
そんななか先日八幡平の冬山に登ってきました。
冬山に入る場合はとにかく準備段階からたいへん。楽しさ半分、怖さ半分、ワクワクドキドキ!
そんな複雑な思いの中、機材や装備の点検。食料の準備、そして天気図とにらめっこ!
いつどのタイミングで入るのかが一番難しいです。
そしていざ入る日を決めたら真っ先にお願いするのが地元の案内の方です。
冬山に入る時は必ず案内の方をお願いします。絶対に過信は禁物。それは夏山でも同じ事で、始めての山には必ず地元の案内の方にお願いしています。
今回は岩手側から入山の為岩手の案内の方にお願いしました。
この案内人がとにかく凄かった!
行きも帰りも猛吹雪。特に入山の日はルートの半分以上の行程はホワイトアウト。そんななか、なんと近道をして予定より一時間も早く目的地の山小屋に到着!途中一回だけちょっぴりコースから外れた様ですが(私は全然気がつかなかったんですが)すぐに元のルートに引き返しルート修正!風の吹いてくる方向が変わったのでルートから外れたことに気がついたようでした。おまけに重い機材もかなり背負ってもらっているのに嫌な顔一つせずに笑顔の案内。これぞ本当のプロだなあと感激しました。
撮影の方も天気図の読みがあたって三日目には快晴!なんとか思い通りの写真を撮る事が出来ました。
八幡平は名前の通り山頂は平ら!晴れるととにかく360度のパノラマでこの世の楽園状態ですが、吹雪かれると山頂のピークがないだけに非常に迷いやすい場所。案内人の力添えがあって初めて撮れた写真だなあと、改めて感謝 感謝!
本当のプロとはこんな人の事を言うのだなあといたく感心した山行きでした。