「徒然日記」が訛って「づれづれ日記」に!? 笑いあり、時に涙ありのドタバタ撮影秘話や日常のあれこれをお届けします。

梅雨開けとともに鳥海山に登ってきました。最近はテント設営禁止区域がとても多くなり、なかなか自由に現場で粘る撮影も出来なくなってきているのが現状。・・・ということで暫く山小屋泊まりをしてきました。撮影自体はイマイチで目的の50%というところでしたが、トレッキングをしている人達の人間ウオッチングがとてもおもしろかったです。山頂まで役4時間半もかかるというのに登ってくる人達の80%は中高年でしめられ、そのうちの約半数以上のかたは日帰り登山。ほんとに大丈夫?という方から私なんか足元にも及ばないほどの元気な方からとにかくさまざまでした。
じっくり見ていると登山してくる人達は幾つかのパターンに分けられるような気がしました。
まずは自然体で山をのんびりと満喫しようタイプ。そして山を制覇してやろうタイプ。それからとにかくみんなが行くから百名山ブームだしというはやりに乗ったタイプ。なかにはものすごくせっぱ詰まった親子がいたりして山に救いを求めているのかな?と思わせる人もいたり・・・どこかの政治家じゃないけど人生いろいろ、山に登る理由もいろいろなんだなあと思いました。
いろいろな理由があるにしろとにかくこのトレッキングブームはすごいです。山に行く人達の人口が増えてくるのはいいとしてもそれに伴う弊害が少し心配です。
本来鳥海山は素人は近づけない山というイメージがありましたが、いまは事情が大分変わってきました。百名山の名前に惹かれて初心者が装備もなく簡単な散歩のつもりで上がってくる場合もみかけられ、これではいつ事故がおきてもおかしくないなあと思う場面もありました。
鳥海山のような高山にかかわらずどんな身近な山でも危険は常にあることを忘れてはいけないと思います。一度ガスが出てくるとまったく方角がわからなくなります。
夏山だからとあなどってはいけない・・・とみずからにも言い聞かせた山行でした。