八月はけっこう祭りを撮りました。祭りの撮影はとても難しいし、できれば撮影よりは参加したい方なのであまり撮る事もなかったのですが、たまたま今年は久しぶりに竿灯を撮るか…、と出かけてしまったのが運のツキ!“祭り姉っこ”の魂に火が着いてしまい、時間がある限りあちこちの祭りに出没する結果となりました。でも感想はといえば、ちょっとガッカリ…。なんだか昔と違うよな、というのが素直な感想。やはり、祭りイコール観光になり、フェスティバルになってしまっている感が否めませんでした。
そんな意味で一番ガッカリしたのは青森のねぶた。10数年位前に見たねぶたのイメージは強烈なもので、跳人のエネルギーに圧倒された印象が強く残っていましたが、整然と歩き、跳ねる跳人には唖然としてしまいました。土地の人に聞くと、それもこれも「カラス」と呼ばれる暴れん坊軍団のせいとか…。それにしてもあまりの様変わりにガッカリした撮影でした。
意外にいいなあと思えた祭りは竿灯です。我が町角館のお祭りと比較して山の激突もなく、ただ妙技だけの祭りは、なんだか物足りないと思っていたのですが、ところがどっこい!しっかりと見てみると、その妙技の奥の深さをなんだか感じました。いままで竿灯を過小評価しすぎていました。秋田市のみなさん、ごめんなさい。 来年は土地の方達が大事に守ってきた小さな夏祭りに出かけてみたいなあ、と思っています。