「徒然日記」が訛って「づれづれ日記」に!? 笑いあり、時に涙ありのドタバタ撮影秘話や日常のあれこれをお届けします。

そろそろ東北も梅雨の時期がやってきましたね。
しばらくの間櫻前線追っかけ。そして一息つく暇もなく今度は新緑の撮影で走り廻っておりました。秋田で生まれ育った私にとって一年の中で一番心躍る季節。瞬く間に過ぎ去っていきましたが、気がついたらもう6月!日記も全然更新せずにごめんなさい!
というのも・・・弁解ではないのですが、今年の新緑、特にブナの新緑がとても綺麗だったからなんです。葉っぱの緑がとにかく鮮やかで美しくて・・・写真の出来は別にしてとにかく例の如く撮りまくりました。そして今年の新緑の美しさの秘密を私なりに考えてみました。
まずは今年のブナは花が非常に少ない。ブナの花は少し茶色い所があるので遠目でみると葉っぱの淡い緑の色を濁してしまうのですが、その花が少ない為に若葉本来の美しさが林一面に広がったようです。
そして次に思うことは、昨年の新緑は一昨年の秋の台風の影響であまり鮮やかな緑が出なっかた為、特に今年が美しく思えるのではないでしょうか?
そしてもう一つ。昨年からの大雪の影響が大きいのではないでしょうか?!
物理的に言えば、大雪だった分いつもの年ではブナの芽吹きの頃にはすっかり雪も消えてしまう様な所でも残雪が残り、林の下の低木が雪に隠されすっきりとした写真を撮ることができました。
でも、でも、でも! そんなことよりもまず一番感じたことは、やはりあの大雪に耐えてようやく春を迎え、自らの力で幹の廻りの雪をも解かし、そしていつにも増して美しい若葉を広げる様を見ていると、ブナにとっても私にとっても「よく大雪に耐えて我慢しましたね!」という自然からの贈り物なんじゃないかなあ〜?・・・と。
毎年季節はめぐり確実に春はやってくるけどこんなに雪の多い年は「本当に春は来るのかなあ?」なんて思うときもあるんです。だから今年の新緑は私にとっても本当に待ち遠しくて・・・・「やっときたね!」そんな嬉しい気持ちで林を歩いていました。待ちこがれた気持ちがより一層感動の気持ちをふくらませてくれたんだなあ・・・とやっぱり大雪のご褒美なのかな?なんて思っていました。