「徒然日記」が訛って「づれづれ日記」に!? 笑いあり、時に涙ありのドタバタ撮影秘話や日常のあれこれをお届けします。

先日、白神山地の山頂で山ごもり中の出来事です。朝焼けの撮影も終わりホッと一息ついていると、遠くから鳥の鳴く声が聞こえました。何だろうと思って振り返ってみると、谷をへだてた目の前の白神、向白神の稜線上を数十羽の白鳥の群れがV字になり南に向かって飛んで行きました。
ちょうど谷からの上昇気流に乗って、約1000メートルぐらいの高度を、思ったよりもかなり早いスピードで飛んでいきました。
ちょっと遠すぎて写真を取る事はできませんでしたが、遠くシベリアからこうして一生懸命飛んできたんだなあと思うと、なんだかちょっぴり感動的でした!
いつも目にする白鳥は、田んぼでのんびりと羽を休めて落ち穂拾いをする姿や、人間の餌付けに媚を売る姿の方が印象が強く、理屈では遠い北から渡ってきたんだな。と思うものの、なんだか緊張感が無い鳥!と思っていました。でも今回の白神山脈の山並みを飛ぶ勇壮な姿は、白鳥の本来の野生の姿を見る事ができた瞬間でした。
わが秋田にはそれから二日ほどして白鳥飛来のニュースが流れていたので、もしかして私が見た白鳥は山形の庄内盆地の方行ったのかな〜なんて思っていました。
そういえばちょっと鳴き声に山形なまりがあったような?・・・
ちょっと最近感動したお話でした。