今月の一枚・2004年4月
日本人の一番愛する花「さくら」。どうしてこんなに愛されるのでしょう?
私自身も桜前線が東北に近づくとじっとしていられなくなり、桜を追いかけ、南へと車を走らせてしまいます。福島からスタートして桜前線とともに北上する。それが毎年の撮影スケジュールとなっています。
写真は我が町角館の檜木内川堤の桜です。私はこの薄暮の時間帯がとても好きでよく写真を撮ります。日中の華やかな賑やかさとは違う、なにか寂しい静かな桜の顔。そして散りゆくさだめの桜を思い、また来年もきれいに咲いてくださいね、なんてちょっぴりたそがれながら写真を撮ったりしています。
桜のシーズンが終わり、新緑に包まれた時に毎年思う事なのですが、桜を追いかける約一ヶ月間、なにか桜の魔力に酔いしれて桜に誘われるままに撮影し続けた自分に気付きます。
たいした写真は撮れなくてもなぜか小さな満足感を感じます。
だからまた今年もやっぱり桜を追っかけ出かけてきます。