お気に入りは、サムネイルにも使用していますが、エンデングの会津行き最終列車のシーンです。最後までご覧いただければ幸いです。コメントも付け加えておきますね。
訪れたのは夏真っ盛りの8月・・・日中との温度差で、朝・夕には川霧が立ちやすい時期です。
只見線は、新潟県の小出駅と福島県の会津若松駅を結んでいます。2011年の新潟・福島豪雨により会津川口駅から只見駅間が不通となりましたが、再開を望む多くの声を受け2022年に11年ぶりに全線開通されました。
小さなデーゼルカーが只見川沿いの深い緑や川霧の中を進む景観は、鉄道ファンはもちろんのこと、一度は訪れてみたい絶景の秘境路線として有名です。
今回は只見線撮影ポイントの中でも一番人気の第一橋梁を望むポイントと、無人駅の早戸駅を狙ってみました。
朝の一番列車は第一橋梁から・・・数日狙ってみましたが、
今回は川を覆いつくすような霧は発生しませんでした。
にわか仕立ての鉄道カメラマンには、「またいらっしゃい!」と
いうことなのかもしれません。
それでも、深い峡谷をトコトコ走る列車には
日本の原風景を感じさせてくれる充分な感動がありました。
次に、霧幻峡の渡しがある早戸駅周辺へ・・・
滞在中は渡し船の運行はありませんでしたが、
日が傾きかけてくると、どこからともなく霧が発生してきました。水面に漂う霧は幻想的で、まさに「霧幻峡」と呼ぶような景色が出迎えてくれました。夏セミが鳴く中、静かに変化する霧の流れを見ていると時間が経つのはあっという間。
気がつくとあたりは暗くなり、車のライトが目立つような時間帯になっていました。
早戸駅19時26分・・・川霧が漂う中、会津行きの最終電車を見送り、汽笛の音を聞き終え、機材をしまい、撮影を終えたのでした。